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木曜は暖かく

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 2月18日(木)17時22分23秒
  木曜快晴、青天の大気は揺らぎ、霞み、かなたの鉄塔、電線、また山巒が消しゴムでもかけたかのように擦れて。昼に家を出て登営。校閲作業に勤しむ。そろそろ翻訳に切り替える。かつては同じ研究室で学んだ知人が、いまは同僚として、俄に候所へ訪ねてきて、小さな業務を置いていく。それも和やかで楽しい雰囲気なのが、何よりも嬉しい。  
 

十七日水曜快後晴微陰些寒

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 2月18日(木)17時17分52秒
  実は長年待っていた快報にようやく接した昨日(一昨日深更)。俄に留守宅となって孤影悄然たる筈が、青天の快晴も相まって足取りも軽く登営、大廈雲上に陟る。全体に閑散とする館内で、届いたまま放置してあった梱包を開け、教育研究資料を側台代わりの右机の上いっぱいに積み上げる。それから正面机に向き直り、夜更けまで翻訳に従事する。帰館は零時に近かった。作業はさほど捗らなかったが、それでも前には進み、充実した気持ちで午前六時の床に就いた。  

投票忌避

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 2月11日(木)02時49分7秒
  意に染まない政界、政治に白けて、したり顔で背を向けて「どうせどこがやっても変わらないし、だったら投票しても意味がない」と嘯く未熟者は、鏡の前に立つがいい。その容姿だからと言って、生きるのを止めるのか。みなそれでも生きていくのではないか。それと同じことである。  

公器の慎み

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 2月10日(水)11時40分28秒
  快晴登営。会議。

正しいから報道するのではなく、報道するから正しいのでもない。操觚界はこのあたりを誤解している。報道すべきだと思うから報道しているだけであり、その成否、正誤の判断は他に待つべきものである。報道は「社会の木鐸」(どんな意味で使っているのかは知らないが)ではない。自惚れてはならない。そこにすべての蹉跌が胚胎していることに、そろそろ気がついてしかるべきである。
 

夜鍋

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 2月 3日(水)03時37分52秒
  候所まで来て願い出た学生のラテン語作文をようやく添削して返す。月曜式日最後の授業(四限希語)直前に頼まれて、時間がなかったから、帳面をデジタルカメラで撮影して持ち帰り。話せば直ぐながら、字にすると手間取るのは、いつものことである。もっとも、最近は作文の添削をメイルで提出させることもなくなった。だから余計に手間取るのだろうか。  

長短様々なノウドで車輪の再発明を防ぐ

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 2月 1日(月)02時42分0秒
  古代に親しむと、長いスパンでものを見られるようになる。もう少し精確に言うと、長いノウドで物事を束ねる、そうしたノウドが沢山身体に染み込む、だからふとしたところから、その後の展開が割と直ぐに予測できる、となろうか。将棋に通じればその分、何十手も先まで手を読むではないか。それとよく似ている。

ただし、いいことばかりではない。他分野、別の時代の専門家と話をしていると、どうもこう、「自分は車輪を発明したぞ」というようなことを言われて戸惑うことが多い。いやあ自分は今日、ここまで自動車で来たんだけど、と言わずもがなのことは言わないが、これが案外苦痛の種である。
 

徐々に学期も跳ねてゆく

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月28日(木)00時50分42秒
  いや、égalitéが入ることで、とした方がスッキリするか。何やかやと慌ただしく過ごす上天快晴の水曜に気がついた。

水曜の式日登営はこれで終わり。試験も終えた。残る式日は月曜。登営事務、臨時日程登営はもちろん続くが。
 

博愛とは言うけれど

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月27日(水)08時54分6秒
  fraternitéが入ることで、他の二つと語義矛盾を起こしかねないような気がするのは、語源をなす文化圏に引きずられすぎているのか、それとも近代の衝撃的な発明のなせるわざなのか。

上天快晴、放射冷却、峭寒。登営、レクチャラ、会議、会議。
 

でも駄目だから

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月27日(水)00時12分10秒
  「で町起こし」は失敗するというのが持論である(何度かここで披露したのではなかろうか)。真田も炎弁当に消えた『炎立つ』同様の事態に逢着するだろうし、オリンピックで地方創生なる国策もまたしくじるだろう。

もう少し切り詰めて言えば、「で町起こし」どころか、「町起こし」ですら駄目なのだ。
 

社会の究明から糾弾へ、癒しへ

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月27日(水)00時04分46秒
  いつから社会学が社会問題学となったのかは知らねども、それが癒しと救いを事とする語りともなり、語り口ともなっているのは間違いなかろう。プロセスとして「傾聴」を践むことからも、テラペイアとして機能し、それを目的とすらしていることからも、社会学を標榜するディシプリンが現代人の宗教となるのは必然と言ってよく、故に臨床を目指し、寧ろそれを本分とするようになったのも当然である。しかし、社会の姿、社会という原理を解明する営みの方は、どこへ行ってしまったのだろう。再び歴史学が担うことになるのだろうか。歴史社会学ということを口にする社会学者が現れてきたのも偶然ではないのかも知れない。この動きが頓挫して歴史学の出番となるか、遡求的、あるいは時間的なアプローチそのものの全否定を招来するのかは、今の不佞には見通せない。社会学者の頓挫の仕方にもよるだろうし、歴史学の漂流の塩梅も関わってくる。  

カッコ悪いのは誰だ

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月25日(月)01時45分35秒
  日曜討論を聴く。

民主党の福山代議士が自民党を非難して「なんでもかんでも民主党時代と比べて、じゃカッコ悪いですよ。大体民主党政権下でもこんなふうに経済指標が持ち直しているんですから」。

彼に限らず、マスコミ全般に「政局より政策」と弾を撃ち続けて、甘んじて選挙に負けた麻生宰相のことには口を噤んでいる。何故なのか。経済指標が上向いたのは、宇宙人やらなにやらの功績ではなく、下野を覚悟しても国難に当たった人々の御蔭ではないのか。

カッコ悪い。
 

補足事項

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月23日(土)15時11分41秒
  補足しておくと、「がにょーく」=「ガニョーク」の項目は削除せずに保存してある。いつでも一発変換が決まるようになっている。  

掃除の寒空

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月23日(土)15時10分11秒
  陰鬱な寒天の下、事務を執る手を休め、誤って変換辞書に自動登録されてしまった「がつ」=「がt得」を削除する。前後には他にも誤変換の麗しい産物がぞろぞろ並んでいる。この際、削除しておく。ものの一秒である。その中に「ガニョーク」があった。御判りだろうか。いや、覚えておいでであろうか。そう、あの「ガニョーク」である。旧「一筆箋」の平成十七年十一月七日月曜一時七分五十五秒投稿の記事「閃いた」に登場する、謎のキーワードである。  

参議院予算委員会

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月19日(火)11時03分32秒
  参議院予算委員会の中継をラジオで聴取。児童関係に関する野党の質問がなかなか宜しい。その合間に共産党の仁比聡平議員が安保法制についてイデオローギッシュに、しかし全く精彩を欠く質問をする。彼の党の人々は皆不破哲三氏の話し方を語彙、イントネイション、措辞(そしてザ・思想)まで真似ようとする不思議な性向を持っている。この議員においてもまた然りである。ただ、それが如何にも借り物であり、如何にも努力しているという風情が滲んでしまっている。付和雷同の憾みをなしとしない。  

雪の武州、輝く

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月19日(火)10時51分3秒
  JR東日本最寄り駅は入場規制、控えの私鉄を最寄り駅から辿ろうにも、こちらがまた、架線の故障、車輛のトラブルなどで間引き運転で六割運行、振替輸送希望者の殺到で混雑。昨日の雪には参った。

どのみち困るならば、控えの路線を使わずに、入場規制の行列にならぶことを選び、二限に遅れること、実に半時間。遅れるのは教員のみならず、教わる方もまた相前後して上学である。その後の空模様を知らぬまま、四限、西向きの室で授業をすると、ブライドを挙げた向こうの太虚には輝く日輪がやがて橙に染まろうとし、四限が跳ねる頃には黒い富嶽の稜線をいよいよ黒くしながら、やや左手の山巒から恰も火炎を上げるかの如く、雲を焦がして沈んでいった。

火曜放射冷却、路面凍結。四限にメントール改め、ドキマステース、つづいて撮影。足許を気遣いながら、登営である。
 

大雪の朝

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月18日(月)07時15分58秒
  上天の寒い日曜にセンタ試験が終わると、やがて小雨が降り出して、月曜昧爽には雪が積もり、今はすっかり大雪である。登営、マギステル、演習、ディダスカロス。電車が遅れている通知がずらり。  

放射冷却

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月13日(水)06時44分28秒
  茶畑の百入茶[ももしおちゃ]の空に黄朽葉色[きくちばいろ]が滲み出す。見る見るうちに青みを増して舛花色[ますはないろ]の空になり、放射冷却の朝が明けてきた。聞けば今日は冷え込む由。登営、レクチャラ、会議など。
 

質問の質

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月12日(火)11時33分43秒
  民主党の西村智奈美代議士の質問は時間切れの観を呈した。冒頭、ネット情報に基づく揚げ足取りを狙った下品な質問、溜息と軽蔑の感嘆詞で論理に代える不埒を突破し、軽減税率をめぐる質問に入ると、多少なりとも実のある討論(への緒)に差し掛かった。今後は国事を第一に質問をして貰いたい。誰にとっても不幸な戦略は避けることだ。  

月旦入門

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月12日(火)11時28分24秒
  穿った見方と言いながら、僻目を披露する者にも注意が必要である。知識人や運動家に多く見られる人種である(「穿った見方」の意味を正しく理解している者も、「邪推」と誤解している者もいるから始末に負えない)。

そうした人物を避ける方法はひとつ。言わせ続けることである。片手で逆立ちをして眺めた景色を真実として喧伝するから、そのうちに腕が草臥れて転んで終わる。

そうした人物を見抜くのはもっと手軽だ。それまでは全く興味も示さないか、知らないか、知らない振りをしている出来事、人物が、一度自分に都合がよいと聞きつけると、俄に掌を返して、そうしたものを引いたり、褒めたりし始める。

往生際が悪い、責任を取らない、しかし責任の追及には異様なまでに執着する人物もまた、そうした手合いだと見てまず間違いない。
 

汚穢ついでに

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月12日(火)11時06分51秒
  運動に従事する者が運動の意義を力説し始めたら、その運動はすでに死に体である。往々にして所期を裏切る結果を将来することにもなる。その理を見る者が運動に少ないことが運動の病理であり、病巣である。そういう者が民主主義を喧伝することは戯画以外のなにものでもない。  

初雪に汚穢

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月12日(火)10時30分28秒
  武州に雪が舞ったという。昧爽のことであるという。その頃にはまだ、起きて仕事の真似事をしていたけれども、初雪には全く気がつかなかった。雪が降っても音は立てない。ただ、鼓膜を圧するものが伴うはずである。慎み深い雪であったか。

国会中継では総理がパートの賃金を、と胡乱なネットの書き込みを梃子に挙げ足を取る野党の質問が聞こえてくる。耳が汚れる。
 

予算委員会質疑

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月 8日(金)11時21分17秒
  上天快晴、放射冷却。衆議院予算委員会の中継を(ネット)ラジオで聴く。今日は与党代議士の質問が続いている。今年も時間の許す限り、地道に聴くつもり。  

四日月曜

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月 5日(火)04時33分26秒
  常になく暖かい快晴であった。  

恭頌新禧を終えて第一声

 投稿者:元夏迪  投稿日:2016年 1月 4日(月)23時20分28秒
  久し振りに時間が取れたので、上水の滸を歩く。かつては東の方で、喜平橋と茜屋橋の間を何往復もして三里の距離を稼いでいた。今日は西に下って、小川橋まで片道一里、往復二里。水辺の景色は東と違うところが多々目につくけれども、同じ潺の上流にいるためか、何と言っても親しく感じる道筋であった。ここに年頭の吉祥を書きとどめて、一筆箋の平常運転を開始する。  

雜談室

 投稿者:夕霞堂隱士  投稿日:2015年12月31日(木)09時56分56秒
  @pagesの不作為により、雜談室のcgiは止まったままです。  

追加資料

 投稿者:元夏迪  投稿日:2015年12月28日(月)11時27分45秒
  もう一点、御堂筋線の精髄を図解した頁に鏈接を。  

蛍光灯シャンデリア(資料)

 投稿者:元夏迪  投稿日:2015年12月28日(月)09時35分16秒
  大阪の蛍光灯シャンデリアを纏めた網站に鏈接を張っておく。  

地下鉄御堂筋線の響きも床し

 投稿者:元夏迪  投稿日:2015年12月28日(月)09時32分4秒
  「地下鉄御堂筋線の蛍光灯シャンデリア、今も現役ですよ、梅田はなくなりましたが、淀屋橋と……は現役です」(一部失念)。ラジオで今しがた、彼の地の聴取者からの情報だと、司会者が読み上げる。あれを蛍光灯シャンデリアと呼ぶのか、あれに興味を覚える人が、自分以外にもいたのか、絶滅の危機が叫ばれているのか……今さらながらに聞かされる情報に、吁嗟、と低く呻きながら眩暈を覚えるのは、帰国の要がなくなって一世代近く経とうとしている歳末を迎えたdéracinéの身の上のなせるわざか。  

醇乎

 投稿者:元夏迪  投稿日:2015年12月26日(土)08時47分15秒
  醇乎たる朝暾が閑かに茶畑の空を満たす武州在の土曜。  

この手のバンにありがちな

 投稿者:元夏迪  投稿日:2015年12月26日(土)03時14分16秒
  金曜黄昏時の新青梅街道上り、箱根ヶ崎駅西口(瑞穂宿西)付近から、凄まじい渋滞。羽村街道から合流してくる車がアンダパスに入り込み、新青梅上にいるこちらは、幾たびも青信号を見送りながら、なかなか交差点に進入することが出来ずに弱る。

アンダパスの浮上地点の合流でもたつくのはいつものことだが、ここまで詰まるということもない。工事か、事故だろう──その読みは当たっていた。ようやくアンダパスを降下し始めたのは、僅か数キロ先の出発地を出てから、三十分は経った頃である。冠水すると封鎖される巨大な溝の中にいると、後ろから緊急車両が近づいてくる。ミラーには警察の交通事故処理車。二車線ぎっちり埋め尽くした車列が路肩、分離帯へと張り付き、車線中央を僅かに開いたその中を、詫び詫び走り、追い抜いていく。

地上へと浮上し、合流にも特に悩まされることなく、少し東へと上ると、上り中央線側の車線に先ほどの事故処理車が駐まり、活動帽の警官が一人、門前の小僧のような佇まいで、柄のいやに長い箒を手に、翠がかった硝子片を路上で掃き集めていた。前後五十メートルくらい、車線が潰れている。道路脇のローソン瑞穂町武蔵店の駐車場にはコンクリートミキサー車と、頭に梯子を載せた白いバン。バンの後部硝子はなくなって、周りの鈑金が歪んでいる。接触事故で済んだらしく、当事者らしき人物が警察官と立ち話をしている様子も見える。異様な渋滞の原因はこの事故と、後始末だった。

迷惑な話だ。先ほど、車間間隔を乱しながらジグザグに走り、前の車の尻に貼り付いて消えていったバンが今はひしゃげているのを見ながら、つくづくそう思う。再び流れ始めた街道には、夕焼けを飾るようにいささか雲が涌いてきた。早春の気配も漂うような歳末の上天がなにやら気忙しく感じられ、大街道を見限り、本町一交差点で右折南進、多摩大橋通(都道五十九号線)に入り、伊奈平橋、武蔵村山病院、榎通、都道五十五号線、平成新道を経由して、五日市街道へと取り付き帰った耶誕節であった。
 

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